スタート集会と地域協議会学習会で学んだこと

2015年3月28日 23時57分 | カテゴリー: トピックス

314日の文京・生活者ネットワークのスタート集会と23日の地域協議会の遺伝子組み換え「基本のキ」学習会で、偶然2回つづけてCS(コミュニティスクール)まちデザインの近藤恵津子理事長の話を聞く機会があり、ショックを受けるとともに感動しました。

14日は健康食品の実態について。トクホ、栄養機能食品につづいて機能性表示食品が4月から解禁になります。論文やデータなどを提示して科学的根拠を示すことは必要ですが、健康効果を持つ成分を含む食品について各企業の判断で機能性表示食品に指定し、「目が健康になる」「肌が綺麗になる」のように過大広告と従来みなされた文言を、商品パッケージなどに表示できるようになるという、表示規制の緩和です。

トクホのコーラが巷で流行っていますが、要注意なのは、たとえば脂肪の吸収を阻害するお茶など私も常用していましたが、運動時に飲むとデキストリンの排出作用で脱水する可能性があるとのこと。人工甘味料の問題もあります。一面的かつ多様な情報に惑わされず、得られるかもしれない効果機能と安全性のバランスを消費者自ら考えなければならなくなります。

23日は遺伝子組み換え食品について。納豆などの表示で「遺伝子組み換えではありません」という表示をよく見ますが、「遺伝子組み換えです」というのは見たことありませんよね。でも納豆に限って言えば、そのまま食用にする丸大豆は全部遺伝子組み換えではないのです。ところが、原材料に使われている食材は、主要10品目かつ5㎎以上のものにしか表示義務がないので、国産原料だけの食品以外はほぼ全部に遺伝子組み換えの材料が含まれているということ。

わかりにくい表示の問題。遺伝子組み換え技術そのものの問題。人間のその他の遺伝子に長期的に与える害が解明されていない問題。土壌汚染の問題。発がん性テストなどに携わる科学者が排除されている政治的問題。そしてモンサントなど化学メーカーが作物の種子とセットで開発し、種子を独占する問題。などなど根深い課題が満載。モンサントの農薬ラウンドアップがホームセンターなどで普通に売られているのにびっくりしたことがありますが、すでにラウンドアップは耐性ができて、次なる開発品が出ているそうです。じきにさまざまな耐性を持ったスーパー害虫やスーパー雑草が出回るでしょう。この国の生態系はどうなるか。

2回を通して感じたことは、TPPは結局巨大なグローバル企業の世界制覇を目的としているのでしょう。日本がそれに対抗するためには毒を以て毒を制すではありませんが、輸出を伸ばす旗印のもと、ぼやぼやしている国民を切り捨てるしかないのでしょう。消費者自身が買わないこと!しか究極の対抗手段はないでしょう。きれいな言葉やきれいな映像で情報が氾濫する中、私たち自身がバランス感覚で、自分や自分の子孫たちの食生活を選び取る必要性、重要性がより増していきます。

CSまちデザインからとても良い本が出ています。http://cs-machi.com/

「食材選びからわかるおうちごはん」、「わたしと地球がつながる食農共育」、「おいしい江戸ごはん」

どれもすぐ役に立ちます。特に4月から自立する子どもたちにお薦め。